創業してからの14年間、自分自身の未熟ゆえに視野が狭く、会社内でも多くの失敗を重ねてきました。
20代で経営者という立場になり、会社の成果に対する全責任を負うことになった気負いから、安易に利益重視・効率重視の経営をしてしまいました。
スタッフの考えや気持ちを顧みず、自分1人の力で会社を経営しているという気持ちが強くなってしまい、そんな傲慢な姿勢での自分自身の言動が会社にとって非常に悪い影響をもたらしていました。
ビジネスの現場では利益の確保が最も重視されるので、経営効率や合理化、スピードは重要なキーワードとなります。それ故に、目で見えるものや数値化できたり論理的に解釈が説明しやすい事柄ばかりにフォーカスをあてて経営をしてしまいがちです。
『心』のように漠然とした定量化が難しいものに目を向けて経営をしていくという事は経営者にとって大きなチャレンジとなります。
目を向ける場所が変わることによって、以前は無駄と感じていたことが会社にとって非常に有益と感じられるようになりました。
人間に『心』が存在している以上、自分が承認される喜び、自分が成長している喜び、社会やお客様のお役に立っているという意識や感覚を大切にしなければ企業の成長はないでしょう。
心の豊かさが求められるこれからの時代は、こういった目には見えない大切な事を大事にする企業こそが成長していけるのだと考えています。
スタッフが『ゴキゲン』に働ける職場環境をつくることで、意欲や主体性が生まれ、自発的な意見や行動によって社員同士の良質なコミュニケーションが増加します。
それまではやらされていると感じていた仕事に、積極的に取り組めるようになります。そして、ゴキゲンなスタッフ同士の良質なコミュニケーションは組織を更に成長させてくれます。
組織のパフォーマンスは上がり、成果にも繋がります。
『ゴキゲン』に働くスタッフを増やすということは、愛ステップの成長戦略でもあります。
なかなか高いハードルではありますが、今後もそこを目指し、さらなるチャレンジをしてまいります。
今後も私達の成長が利用者様やご家族様、関係事業者様や地域の皆様、その他関わる多くの人々に良い影響をもたらすものだと肝に銘じ、自分たちのできることに集中してベストを尽くしてまいります。
株式会社ブレイスワン
代表取締役 及川 和昭